empollonの英語とか学習帳

このブログは僕の英語学習の内容や進捗、特に翻訳練習を記録するために始めました。ついでに、面白い人たちとの新たな出会いがあったら、なお嬉しいです。This will be to keep a record of my English practice progress. If I can get to know new interesting people through any interactions here, that’s also nice

英語のスピーキングについて 1

ところでこのスピーキングって日本語で言えば何だろうといつも悩みつつ、しっくり来る和訳がないので、とりあえずスピーキングで。

 

一般の日本人英語学習者の例に漏れず、僕もスピーキングには苦労しています。英語を話す際には、なぜ自分はこれほどまでに惨めな存在なのかと絶望した直後、お、やっぱ自分うまいかも、へへへーいと調子に乗ってみたり、アゲサゲハンパないです。ただ、全般的に、発音はダメ、聞き取りはまあまあ。うまくなったのは、会話での沈黙に耐えつつ平然を装うだけの精神力を身につけたのと、なんとかして話題を繰り出して会話を成立させようとするようなったことでしょうか。

 

ちょっと前置きが長くなりましたが、ここでは英語のスピーキングについて、自分がやってきた練習と自分の考え方について書きたいと思います。

 

まず、一番最初に英会話らしいことが自分でもできそうだと感じたのは、映画マトリックスを半年位ひたすらオーバーラッピングしてた直後のことでした。

その時はスクリーンプレイという教材をつかってました。

 

https://www.amazon.co.jp/マトリックス-名作映画完全セリフ集―スクリーンプレイ・シリーズ-塚田-三千代/dp/4894072424

 

たしか、2000年代前半だったと思います。その当時は、無謀にも英検準1級を唐突に目指してひたすらマトリックスをオーバーラッピングするということに専念しており、ほぼ丸ごと台詞を覚えていました。

 

そんな中、ある日突然、仕事でカナダ人と六本木で食事するという機会がありました。同僚の女性(英語はNG)と僕とカナダ人ナイスガイ3人でたしか中華を食べました。カナダ人は日本語全く。つまり会話の要は自分。レストランまで歩いて食事して地下鉄駅に送り届けるまで、およそ3時間くらいでしょうか。とにかくマトリックスで覚えた台詞やら何やらを駆使して何とか乗り切りました。自分もその時はなぜか英語に自信があり、何かジョークまで言ってたように記憶しています。

 

しかし、その後、英語学習は完全にやめてしまったので、すぐにまた話せなくなりました。

 

その後、2013年に英語学習を再開し、前に書いた通り、まず英会話スクールに半年行きました。しかし、これは期待したほどの効果は感じられず半年で辞めました。

 

その後、しばらくしてオンライン英会話を始めました。今人気のあるような毎日レッスンがあったりレッスン取り放題のコースではなかったですが、2日に1回ほど30分-1時間とかレッスンをとってました。よくある感じのフィリピンの先生たちとのレッスンです。半年位やって、結構喋れるような気分になりました。これはよかったと思います。しかもみんな親切で楽しくやれました。しかし、失業したことによりお金が出せなくなり半年行かない位で辞めました。たしか2014年前半です。

 

その後、しばらく会話らしいことはほぼ無し。

やっと再就職してしばらくしてから、またオンライン英会話を始めましたが、こちらはあまり没頭できず、すぐ辞めました。

 

失業期間が長かったこともあり、いつしか英語学習にお金をかけることに抵抗感を持つようになっていました。それなので、どうすればお金かけずスピーキングを練習できるかという方法を探すなかで行き着いたのが言語交換でした。

 

もう知ってる人は多いと思いますが、言語交換は、自分が学習する言語(英語)をその言語のネイティブ話者に練習を手伝ってもらうとともに、その相手が自分の母語(日本語)を練習するのを手伝う、つまりお互いに英語と日本語を練習し合うような活動です。

 

僕はもともとLang-8とという作文の投稿を通じて言語交換するという無料のサービスを使ってたのですが、そこでも会話の練習でお互いスカイプIDを交換し合うようなユーザーを見かけました。つまり、スカイプを使って、英語や日本語でビデオ会話するのです。

 

それから、いろいろ調べたら、いくつかそういう言語交換相手を探すウェブサイトを見つけました。そのなかでも僕が主に使ったのはitalkiというサイトです。

https://www.italki.com

italkiに登録して、日本語の言語交換パートナーを探している人たちにコンタクトして、本格的には2016年からスカイプで日本語と英語の言語交換を始めました。

 

これまで何十人かとはある一定の期間、スカイプで話してきました。主にはアメリカ人の学生が多かったです。

 

どんな感じでやってきたかというと、基本は1時間と決めて30分30分で英語と日本語でそれぞれ話すという形式です。特に話題を事前に決めるでもなく、世間話やら自己紹介やら、適当に30分会話するだけ。で時間が来たら日本語または英語にスイッチ。

多くの人たちとは時差の都合で、僕は朝6時ー7時の時間帯が多かったです。あと多い時は、仕事の後に帰宅後、9時や10時から1時間とか。はじめてしばらくは1日1時間英語で話すことを目標にしていたので、必然的に2回のセッションが必要になります。また人によっては忙しかったり色々でドタキャンもあり、ある程度バッファがほしくて1日2〜4人くらいとやってたときもありました。まあ単純に若い人たちと話すのが楽しかったということかもしれません。

 

言語交換を通して、いろいろな出会いもありました。何人かは来日した時に、家に泊まったり、街を案内したりして、楽しかったです。場合によっては、僕は日本語でも話し上手じゃないので何話していいかわからないことも多く、盛り上がらなすぎていたたまれないことも多かったです、というか未だ多いです。しかし、そういう部分も非常に英語の練習になる気がします。英会話スクールやオンラインレッスンと違って、自分が会話をリードしなきゃならないので、たぶんもっと実践的な気がします。

 

あと、これまで5年くらいそういうことをやってきたわけですが、人によっては週に何時間もひたすら話をしていることもあるので、結構深いというか、内容の濃い話になっていきます。4年、5年と長く続いている人たちとは、今となっては、周りの日本人の知り合いたちよりも親密な感覚があります。まあ一方的な感覚かもしれませんが。こういう感じは英会話スクールではなかなか得られないかもしれません。

 

しかし、英語のスピーキングという点でいうと、パートナーたちの日本語はどんどん上手くなっていくように見えるのに自分はずっと停滞しているように思います。たぶん、標準的な英語学習者よりは話せるかもしれないですが、越えられない壁があるように感じてます。

 

ちょっとまだ長くなりそうなので一旦中断します。

(続く)