empollonの英語とか学習帳

このブログは僕の英語学習の内容や進捗、特に翻訳練習を記録するために始めました。ついでに、面白い人たちとの新たな出会いがあったら、なお嬉しいです。This will be to keep a record of my English practice progress. If I can get to know new interesting people through any interactions here, that’s also nice

オーバーラッピング その1

インターネット界隈でよく見かける英語学習法にオーバーラッピングというものがあります。これは、もう大半の英語学習者が知ってるとは思うけど、英語の映画やテレビ、ラジオなど、音声の文字原稿(スクリプト)を見ながら、音声が流れると同時に、声を出して真似するような練習法です。これのいいところは、聞き取り、発音、瞬間的な英語理解力、語彙が増えるなど、さまざまな要素に同時に働きかけることができる点だと思います。

 

僕の場合は、オーバーラッピング という言葉を知らないうちから、スペイン語でこの方法で練習してました。発想としては単純に、もし映画とかテレビで話す人と同じように英語やスペイン語が話せれば、それが外国語学習のゴールなんじゃないかということです。

 

僕の英語でのオーバーラッピングは、映画マトリックスから始まりました。当時はあまりデジタルやクラウドが今ほど進んでいなくて、DVDの音声をMDに録音して、スクリーンプレイという教材を買い、それを見ながら、満員電車通勤中に聞き続け、家に帰ってマネしてセリフをぶつぶつ言ってました。ほんとは電車でもやりたかったですが、さすがに恥ずかしくてできませんでした。

 

マトリックスは映画の世界観にかなり入り込んでいました。それもあり何度繰り返しても、語学以外の点でも飽きることがなく楽しめました。半年後位には、ほぼセリフを覚えてしまったほどでした。ただ、英検受験が終わった後はやめてしまい、英語学習もそれっきりとなりました。

 

果たして、この時の効果あったのかどうかは分かりませんが、その直後に英検準1級1次試験は合格しました。他には、何となく英語ができるという自信が出て、ネイティブとの会話やメールのやり取りやチャットなどができるようになっていました。しかし、その当時の自分の英語にスペイン語学習のバッググラウンドがどれほど影響していたかはわかりません。仕事でスペイン語の翻訳してたこともあり、英語も読んだり翻訳することは何となくできるような感じもありました。

 

いずれにせよ、スペイン語経験を差し引いても、英語をまともに長い時間口に出すという経験はこの時がほぼ初めてだったので、おそらく発音とか文法とか最低限の基本はこの時身についたかもしれません。

(続く)