empollonの英語とか学習帳

このブログは僕の英語学習の内容や進捗、特に翻訳練習を記録するために始めました。ついでに、面白い人たちとの新たな出会いがあったら、なお嬉しいです。This will be to keep a record of my English practice progress. If I can get to know new interesting people through any interactions here, that’s also nice

これまでの英語学習の歩み その1

僕が本格的に英語学習に取り組むようになったのは2013年のことなので、かれこれ7年位続けています。

 

今回は学生時代の英語学習までさかのぼり、これまでの英語学習の歩みを書いてみたいと思います。

 

僕の場合、多くの同世代の日本人の人たちと同じく、人生においての本格的な英語教育との出会いは中学に通い始めたときでした。それまでも英語の存在はテレビや映画で見聞きしていたので知ってました。あとアルファベットもある程度わかってたと思います。しかし、中学校で英語の授業を受け始めた頃は、英語はまるで宇宙人の言語かなにかのような訳の分からない印象を受けたのを覚えています。ということで、中学の初っ端から挫折しました。

 

中学の英語授業で一番記憶に残ってるのは、英語の先生が独自に考案したラップ読みという学習方法があって、キーボードを持参してラップ調の音楽に合わせて、「ハロー!ハウアーユー?マイネームイズ....」と先生がノリノリで英語を披露してたことです。生徒たちはボー然として黙って先生の英語を聞いていたのですが、先生はしらけムードにたまらなくなったのか怒り始めて、しばらくしてラップ読みはやらなくなりました。

 

中学の時はたしか英語テストは50点中20点位でした。実際は20点もたまたま正解だったという程度です。

 

高校の時の英語で覚えてるのは、先生がSVOCとかすごく詳しく説明してたこと、そして僕は成績が悪すぎてその英語の先生から退学を勧められたことです。3年間、最後の学期を抜かして通信簿の英語はオール1。そんな調子だったのですが大学は行けるなら行きたいと思い、高3から突然勉強始めましたが、高3時点でどうして"have had"でhaveが2つ続いているのか全くわからないまま高校卒業しました。

 

受験勉強では何となく文法書を読んだり問題集をやったりしましたが、基本的に何も理解しないまま、なぜか大学は運良く入れました。完全に運がよかったです。しかも外国語学部に。

 

大学は地方の語学系の大学で、実質的には受験すれば誰でも入れるような感じだったかもしれません。

国語学部を選んだのは、外国文化に詳しいとかっこよさげ、というしょーもない動機。本当はフランス語か英語がいいと思っていながら、なりゆきでスペイン語専攻になりました。

 

高校時代までの反省から、スペイン語は結構一生懸命やりました。大学の先生たちが分からなくても音読するとよいといわれたので、文字の読み方を覚えてからは、家で何度も教科書や新聞を音読しました。NHKスペイン語会話の番組をビデオ録画し毎日何時間も繰り返し見ました。しかも観ながら、今で言うオーバーラッピング をやっていました。

 

そういう努力が多少実ったのか、大学3年の時には交換留学でスペインに行くことができました。

 

スペインでの生活は、女の子たちはかわいく街並みも美しくとても楽しかったですが、スペイン語については挫折感を感じる日々でした。

 

この記事では英語の歩みを書いているのでスペイン語は直接は関係ないのですが、実はスペイン語と英語は同じヨーロッパ系言語なので、文法構造が似ています。おそらくスペイン語を勉強したことが英語の文法理解にも役立ったと想像しています。

 

しかし、大学時点での英語力はといえば、ある時、大学キャンパスにオーストラリア人留学生が現れ、たまたま僕も話しかけられたことがありました。そのとき、「今7時です」と言いたかったのですが、出てきた英語は、"now 7 o'clock is!"。その留学生も周囲の人たちも困惑気味だったのを覚えてます。

 

大学卒業後、1年フリーター生活。その後、某NPOに就職。スペイン語の翻訳や通訳をちょっとだけやることもありました。しかし、他のバイリンガルスタッフたちと比較し自分のあまりのできなさに、もうスペイン語は懲り懲りという状況にまで陥りました。もともとスペイン語に興味はなく、やはり英語ではないか!という気持ちが強くなってきていました。あと、職場で語学系資格があるとお金が支給されるという制度があることを知りスペイン語3級で申し込んだら、スペイン語じゃだめと却下。このことから、唐突に英検受験を決意しました。

 

先程書いた通り、大学時もその後も英語は全く使えないはずだったのですが、スペイン語と英語は似てるという理由だけで、自分は英語も大丈夫という謎の自信がありました。

 

おそらくスペイン語学習を通じてどうすれば上達するのかというコツを掴んだのかもしれません。当時スペイン語学習で継続してやってたのは、映画をMDに録音して通勤時に聞き続けたり、マネして発音したりというものでした。あと本も読んでました。

 

英検準備として、英語でも同じことを始めました。当時かなりハマってた映画The Matrixを使いました。特に英語ではスクリーンプレイという教材があったので、本にあるスクリプトを見ながら、映画音声を半年位聴き続けました。家ではマネもしてました。半年後位には、ほとんどセリフを暗記するほどでした。そして、英検準1級の一次試験は一発合格しました。事前に問題形式に目は通しましたが特に試験勉強したわけではなかったので、何故合格できたか自分でもわかりません。二次試験は2回目で合格しました。実のところ会話練習は皆無だったので、完全に運がよかったと思います。

 

その後しばらくはマトリックス効果なのか、仕事でカナダ人と話す機会があった際も、一応会話らしいことができました。メールも一応できたようです。その頃は、オンラインチャットが流行ってて、知らない人たちと英語でよくチャットしたりしてました。

 

しかしながら、英検後に英語学習は完全に止まり、しばらくして英語も完全に忘れました。その数年後に友人の結婚式のためハワイに行ったときに入ったサブウェイでは、野菜をパンに盛り付けてくれてた女の子に"More?"と聞かれ、"That's enough"と何度言っても通じず、お互い気まずいことになりました。

(続く)