オーバーラッピング その3
前回の続きです。
ここ数年は、主に字幕付き動画でオーバーラッピングをすることが多かったです。特に画期的だったのはNetflix。音声設定で、英語音声かつ英語字幕を選択できることが多いので、観ながら気軽にオーバーラッピングできます。
他にはYouTubeの自動字幕生成ができる動画も結構いいですが、字幕のクオリティでいえばNetflixがピカイチです。
自分が興味あって面白いと思うものを選んでやるのがよいと思いますが、僕は特にドキュメンタリーでやるのが好きでした。
その理由は、ナレーションが多くて音声が多く無駄がない、喋り方も比較的明確で聞き取りやすい、ある特定分野での語彙が増えやすい等です。音声が多く無駄がない、というのは、例えばアクション映画なんかだと、映像はすごいけど、登場人物が喋るシーンが少なければ、いくら面白くてもあまりオーバーラッピングする箇所が無いと思います。したがって、同じ1時間、2時間でもひとつの番組や映画のなかでできるだけ会話やナレーションが多いほうが練習としては効率よいと思います。
僕が一番よくやったのは、20〜30分のドキュメンタリー番組でオーバーラッピングを繰り返しました。さすがに10回くらい繰り返すと飽きますが、よい練習になったかなと思います。
TED Talkなんかも短めで聞き取りやすく英語もわかりやすいので、よい教材になるかもしれません。ただ、英語の練習という意味ではネイティブスピーカーの動画を使ったほうがよいと思います。
それと、個人的にはドキュメンタリーが好きですが、ドキュメンタリーに限らず色々なジャンルの動画や音声で練習したほうがよいと思います。聞き取りで言うと、ふつうのドラマとかとても難しいです。色々な種類を経験することで、聞き取りや単語や表現の理解の幅も広がっていくと思います。
(完)